2021年度入試を終えて

大村校 適性担当 藤原 敏紘

 今年の適性検査問題における入試傾向は昨年より若干難化したように思われます。

 合格最低点を見ると、2020年度入試における男子の合格最低点は、適性・作文の合計140点。女子は142点でした。一方、今年2021年度入試における合格最低点は、男女ともに合計136点でした。考えられる理由として、環境問題などに関して、持っている知識や経験をもとに、自分自身の考えを答えさせる問題が多数、出題されていたことがあげられます。また、副教科に関する問題も出題されていました。

 そこで、合格点を取るためにポイントを3つにしぼって考えてみました。

 まず、授業において解答解説をする際に、最後は答えを生徒自らで出していく方法をとっていることです。生徒たちに意見を発表させながら、授業を進めていますが、最後まで模範解答は教えません。もちろん、わからないときや、的外れな答えを発表する生徒もいます。そのときは、生徒たちに質問したり、ヒントを与えたりして、答えに誘導する形で、最後は自力で答えを求めさせています。生徒たちは、与えられたヒントを使って、その場で考え、試行錯誤しながら解答を導き出していきます。その方が生徒たちの学力は伸びていきますし、自分で解けたという自信にもつながります。

 次に重要なのが、ミスをしないことです。入試の鉄則は、みんなが解ける問題を間違えないことです。もちろんスピードも大切ですが、優先順位としては、「丁寧に・正確に・早く」です。誤字・脱字も減点対象になるので、その1点の大事さを指導しています。その中でも特に、算数力は重要な要素です。例年、大問4は算数系の応用問題が出題されています。簡単に解ける問題から、思考力が問われる問題まで幅広い問題が出題されています。限られた時間の中で、問題に対応できるだけの算数力が必要です。

 最後に、「訂正ノート」です。間違えた問題を正解に変えないことには点数は向上しません。1度間違えた問題にしっかりと向き合い、正しく理解していくことで、似たような問題が次に出題されたときに、解けるようになっておかなければなりません。昨年度までは、訂正ノートの作り方を生徒に任せていましたが、今年度は、ノートの作り方を指定しました。適性検査問題は会話文の中や、問題にたくさんのヒントが書かれています。また、聞かれていることがぼんやりしていることもあります。そこで、何を聞かれていて、何を答えないといけないのかを書かせ、はっきりさせた上で、解き方や考え方を書かせていました。聞かれていることと答えるべきことがはっきりすることで、答えにたどり着くための道筋がはっきりします。

 これらのことを、しっかりとこなしていくことで、合格点をとれるようになります。

 来年度も1人でも多くの生徒たちが、諫早附属中学校に合格できるよう、今後とも精一杯努力していきます。