諫早高校附属中受験を振り返って

愛野校 適性担当 坂口 貴志

 2021年度の適性検査問題の入試点数は、生徒たちに聞き取りに行ってもらったところ前年と比べて低くなっていました。算数分野の難易度は例年と同程度だったと思われますが、求め方や考え方を記述させる問題が4問出題されていて、時間がかかったと思います。また理科分野は比較的理解できたと思いますが、社会分野の環境問題などは、ニュースなどで知っておく必要がありました。国語分野もことわざの意味や漢字の意味、書道など幅広く出題されました。他にも賞味期限や消費期限、体操服や給食服、警報が出された場合の行動など、全体的に幅広い分野から出題されたため、合格者の適性の点数が前年より低くなったと思います。算数は例年、割合に関する問題は必ず出題されていましたが、今年はありませんでした。特に、自分の考えを説明させる問題が多く、今後はこのような求め方や考え方も問題を解いて、反復練習を重ねておく必要があると感じました。

 適性問題で点数を取るためには、限られた時間の中で複数の資料を速く、的確に読み解く力が必要で、それを文章でしっかり書けるように練習することが大事です。久保塾の土曜講座では、全国の都道府県の適性問題を抜粋して、制限時間を設けて解いていきます。

 その際に解けなかった問題は『訂正ノート』を作ってもらい、教師が細かくチェックして、しっかり理解しているか確認します。合格した生徒の多くは、このノートにやり直しだけでなく、自分の意見をしっかり書いていました。そこで理解を深めていったと思います。これは、他の生徒の目が気になって、手をあげて質問をしにくい生徒にも効果がありました。ノートを通じて生徒との間でやりとりもできました。

 しかし、見た目を気にするあまり、きれいにまとめるだけで満足して、あまり理解していない生徒は厳しい結果になったと思います。答えのみしか書いてこない生徒、ノートの提出回数が少ない生徒も同様でした。一番大事なことは次に類似問題が出てきたときに間違えないことです。また、ある生徒は何度も提出することが面倒くさくなったのか、『訂正ノート』を雑に書いていました。丁寧に書いてくるように厳しく指導したら、重要なところをしっかり考えて、キャラクターを使って自分の言葉でまとめていました。結果、その生徒は合格しました。それくらい本人がやる気になって、受験に対する意識を高く持つ必要があると思います。

 適性問題を解くにあたり、子供たちに自分の意見や考えをしっかり書けるように指導してきます。また、その年に話題になっているテーマなどを理解させつつ、生徒一人一人に適した『訂正ノート』を作らせて、理解をさせていきたいと思います。