行動×意地=合格作文

諫早本校 前田 哲朗

作文の力を伸ばし、合格作文にしていく鍵は「行動と意地」にあると思います。まずは書くことが大切です。苦手だからと書かないのでは先に進みません。私たちは「作文がんばり原稿用紙」を使って、自由に文章を書いてもらうことから指導しています。これにより、書くことへの抵抗が少なくなります。加えて、入試の作文で書く必要がある「経験や具体例」として生かすこともできます。スポーツと同じで、練習を重ねることが大切です。今年の生徒達も、毎週毎回の作文をしっかり書き続けました。また、季節講座の際は、毎日のように書き続けました。たくさん書いた分、上達していったのだと思います。

次に重要なことは、問題文やグラフを正確に読み取ることです。これは、大きな減点を防ぐことにつながります。例年、生徒の思い込みなどによりテーマを取り違えてしまったことが、合否を分けています。したがって、私たちの指導はそこに全力を注ぎます。具体的には、テーマずれについては「書き直し」の指導をしています。これは生徒によっては複数回に及びます。このことは、生徒には大きな苦痛です。しかし、書き直す前と書き直した後を見比べると、上達が目に見えて分かるので、次の作文もこの調子で頑張ろうと思えるようになるでしょう。そういう経験を繰り返していく中で、生徒は出題の意図をつかむことに慣れていきます。

これらのことを行うことで、作文を書けなかった生徒も書けるようになりましたし、書けていた生徒はさらに良い作文を書けるようになりました。生徒によっては書けない時期もあると思います。しかし、そこで諦めずに書き続けてほしいと思います。ある生徒は、私の顔を見るたびに、書き直した原稿用紙を貼ったノートを提出しました。一度書き直したものも、今ならさらにいい作文が書けると思ったのでしょう、さらに書き直して提出したこともあります。このいい意味でのしつこさはとても大切だと思います。努力で掴んだといえる合格はまた格別なものだったでしょう。また、毎回完璧な作文を書いていたつもりだったのに、私からの指摘を受け、毎回悔しい思いをし、それを糧に次こそは! と意気込んでいた生徒もいました。二人とも意地がありました。2.7倍の難関を突破するには、気持ちの強さは大きな助けになると思います。

そんな生徒の指導はしていて愉しいです。来年度も、そのような関わりが増えるといいと思います。