諫高附属中に合格する秘訣

適性対策

まず何と言っても適性問題でいかに高得点を取るかです。満点は130点で合計点200点の65%を占めます。適性問題で合格点を取る秘訣はズバリ、訂正ノートです。6年生の夏期講座から本格的に指導が始まる訂正ノートの進め方は以下の通りです。

➀授業
授業では、先生の解説を聞きながら、授業用ノートに板書を写します。この後に自宅で、授業用ノートに写した内容を訂正ノートに清書するため、授業中はそれほど丁寧に写す必要はありません。ノートをきれいにとることが目的にならないように、しっかり説明を聞いて理解しながら授業用ノートにメモしましょう。 授業中にわからないことがあるときはその場で質問してください。もちろん、休み時間に質問したり、後日提出する訂正ノートの中で質問したりすることもできます。

②自宅
自宅では、授業用ノートを見ながら、訂正ノートに解き方をまとめます。授業用ノートに写した解説を、自宅で訂正ノートに清書する流れです。ただし、訂正ノートに解き方をまとめる際は、授業用ノートの内容をきれいに写すだけのコピー作業にならないようにします。問題の解き方を理解して覚えることが目的なので、理解しながら訂正ノートに解き方をまとめていきます。人に教えるつもりで書くと後から見返したときにも分かりやすいです。最終的には、先生の真似をして書くことを卒業し、アレンジを加えて自分の言葉で解き方の説明を書くことを目指して欲しいです。

訂正ノートを通した勉強が適性検査に対応する力を養ってくれると考えています。

合格した生徒の訂正ノート

作文対策

作文は70点で、適性の130点に比べれば少ないですが、書き慣れていないと合格点を取るのは難しいです。目安として今年の検定試験では40点は取らないと合格できていませんでした。

その対策として、まず文を書く習慣を身に付けましょう。最初は句読点、誤字・脱字を気にせずどんどん書いて下さい。思っていることや相手に伝えたいことを、体裁を気にせずどんどん書いて下さい。日記をつけたり、手紙を書くのはすごく効果があります。その習慣が大切です。

書き慣れてきたら、次は句読点を正しく付け、誤字・脱字がないか気にしながら書きましょう。また、試験は字数制限がありますから少しずつ字数も意識しながら書くようにしましょう。久保塾での授業の中でも「作文がんばり原稿用紙」を配って、まず書くことからの指導を行う予定です。

次はいよいよ合格点が取れる作文の書き方です。当塾では三段落構成で書くように指導しています。

➀文章のまとめと自分の意見 ②自分の体験 ③今後その体験と文章から学んだことをどう生かしていくか。

今年は「相手との伝え合いで重視していること」についてのグラフが出て、「伝え合うために大切なこと」について、考えたり感じたりしたことを【条件】に合わせて書くように出題されました。【条件】とは➀グラフから読み取れたことを書く ②自分の体験と関連させて書く ③500字以上600字以内で書く の3点です。

よく書き慣れていないと合格点が取れません。上記の条件を満たして45分以内でまとめないといけません。久保塾では小6の1学期当初から全国の入試問題から良問を選んで課題を出し、各校の担当の先生が添削します。

次は添削された作文を「清書ノート」に清書しましょう。特に先生から指摘されたところは念入りに書き直しましょう。日頃から字はていねいに書く習慣を身に着けましょう。読んでくれる人の気持ちになって、読みやすい作文を心がけましょう。

繰り返しになりますが、まず書き出すことです。書くことが大切です。ゲームばかりしていても附属中には合格しません。書くことで、自分の気持ちを相手に伝えることができます。日常生活でもこのことが大切です。まず書いてみて下さい。