合格への道

塾長 久保 元治

2021年度県立中検定試験を振り返って

 今年も諫高附属中の倍率は2.4倍の狭き門でした。久保塾全体では137名受けて69名(6名の追加合格を含む)合格しました。1.99倍です。諫早本校は83名中45名(1.84倍)、大村校は25名中14名(1.79倍)、愛野校は29名中10名(2.9倍)合格しました。

 先日行った反省会の結果を踏まえ、合格への道を探りたいと思います。検定試験は適性検査130点、作文70点の合計200満点です。適性検査対策で当塾が力を入れていることは「訂正ノート」です。夏期講座で授業とは別にこの訂正ノートを作る時間を設けました。なかなか家で復習しない生徒にとっては良かったと思います。実際の検定試験でも過去問とよく似た問題が出されます。授業をよく聞き、訂正ノートで解き方が理解できていれば類似問題は解けるわけです。毎年のように出ている「割合の問題」やよく出される「環境の問題」では訂正ノートで完全に理解しておくと、正答できます。

 この訂正ノートには授業中質問できなかったことを書いて、先生にノートに解説を書いてもらうという役目もあります。家でこの訂正ノートを作っている時に、聞きたいことがあって、質問コーナーに書いておけば、次回先生が答えを書いて返却してくれるというわけです。

 今年も例年効果がある適性検査の訂正ノートのチェックに力を入れました。諫早本校の先生は季節講座、土曜講座、平常授業で一人一人にコメントを書き個別に対応していました。大村校の先生も夏期講座の早い時期からかなりの時間をかけて生徒たちが提出したノートを念入りに添削していました。その効果が結果に反映されていると思います。やはり合格した生徒たちはこの訂正ノートをまめに提出していました。提出回数と合格率は比例していました。

 次に作文です。今年力を入れたことは、出題の意図から外れた文を書いた生徒に、「書き直し」をさせたことです。

 最初から出題の意図通りの文を書ける子は少ないです。要は練習です。文は書けば書くだけ上手になります。普段の授業から書く練習をしてもらっています。

 作文指導した先生の中には自ら模範となる作文を書き、生徒に配布した先生もいます。これは生徒のやる気を引き出す効果があったと思われます。

 面接も重要です。生徒たちから聞き取った結果です。今年は受験番号、受検の理由、小学校でがんばった教科以外に次のことを聞かれました。

机の上に鉛筆とプリントが用意され

 Q「次の質問に30秒以内で答えて下さい。人間が地球に住み続けるためには何をすれば良いと思いますか。3つの番号から選んでください。」

➀環境にやさしいエネルギーを安定して使えるようにする。

②だれもが平和に暮らせる社会をめざすこと。

③地球温暖化の防止に努めること。

 地球環境問題はじめSDGsに関心を持っていることを要求される質問です。日頃から新聞を読んだり、テレビの特番を見たりして問題意識を持ち続けてもらいたいと思います。塾でも9月に「なぜストローは紙になったのか」、11月に「持続可能な地球と世界ビジネスの潮流」という、地球温暖化に警鐘を鳴らしているNHKプロデューサーの堅達京子さんのプリントを配布して生徒たちの意識を喚起しました。

 今年は新型コロナの影響で密を避けるため授業に定員を設けました。土曜講座も毎週出席できる生徒に限定して募集しました。昨年までは土曜日の習い事(サッカーやピアノ等)との両立の関係で遅刻・早退の生徒がいましたが、今年は学校の行事以外は休まない、ことを条件に受けていただきました。その効果があり出席した生徒は全員落ち着いて受けられました。また、今年はほぼ全員がインフルエンザの予防接種を受けていて欠席する生徒はほとんどいませんでした。

 最後に今年の県立中の試験が雪のため1月10日(日)から16日(土)に延期になりました。前日9日に予定していた最後の土曜講座も11日(月・祝日)に延期して行いました。また、15日の試験前日まで対策を行いました。このことも効果があったと思います。

 次に受験対策の勉強を始める時期です。やはり早くから入塾した生徒が多く合格しています。附属中に合格した69名中67名の成績がわかっていますが、67名中34名の生徒が小5までに入塾しています。残り33名のうち29名が小6の夏期講座までに入塾しています。小6の9月以降入塾した生徒は4名しかいませんでした。やはり早くから対策の勉強を始めた方が有利です。

 以上「合格への道」と題して私なりに合格するための条件や当塾の指導方針を書いてみました。参考になれば幸いです。