諌早本校 適性担当 杉島 圭
問題に正解するために必要なのは、「基礎学力」、「経験」、「ケアレスミスをしないこと」の3つです。
まず「基礎学力」です。これは学校の勉強の内容が身についているか、ということです。公式や計算の仕方、基本的な考え方が分からない状態では適性問題に太刀打ちできません。算国理社以外に家庭科からも出題される傾向があります。塾のみが受験勉強の場であるわけではないことを理解しなければいけません。
次に「経験」です。これはなかなか学校では対策が難しい部分です。適性問題は複雑な総合問題です。色々な教科から様々な出題のされ方をします。受験用のテキストや過去問で多くの問題に触れ、解く経験を蓄積することが必要です。この蓄積が足りないと、問題文のどこが重要ポイントなのか、まず何から考えれば良いのかが分かりません。その結果、的外れな答えになったり、解答欄が空欄になったりしてしまいます。
最後に「ケアレスミスをしないこと」です。諌高附属中の入試は一発勝負です。1つの小さなミスが合否を分けます。ミスをしないように気をつけましょう、と言われてケアレスミスがなくなるのであれば苦労はしません。ミスをしにくくする習慣を身に付ける必要があります。例えば、筆算は問題用紙の広いスペースに見やすく書く、問題文にマークをつけながら読む、文章中に書かれている情報を図にも書き写し考えやすくする、などがあります。大人からすれば当然のことですが、小学生がこれを徹底できるようになるには、十分なトレーニングが必要です。
上記の3つの要素はすべて継続的な努力によって身につくものです。そしてその努力を根底で支えているのは「絶対に合格したい!」という強い意志にほかなりません。