大村校における適性検査問題対策

大村校 適性担当 藤原 敏紘

 今年度の適性検査問題では、家庭科に関する問題が多く出題されていました。一般的に女子の方が御家庭で料理の手伝いをすることが多く、興味を持ちやすいこともあり、実際に自分で料理をしている子どもが多いことから、女子の方が得点が高い傾向にありました。しかしながら、高得点を取っている男子もいます。

 そこで、合格点を取るためにポイントを3つにしぼって考えてみました。

 まず、授業において解答解説をする際に、最後は答えを生徒自らで出していく方法をとっていることです。生徒たちに意見を発表させながら、授業を進めていますが、最後まで模範解答は教えません。もちろん、わからないときや、的外れな答えを発表する生徒もいます。そのときは、生徒たちに質問したり、ヒントを与えたりして、答えに誘導する形で、最後は自力で答えを求めさせています。生徒たちは、与えられたヒントを使って、その場で考え、試行錯誤しながら解答を導き出していきます。その方が生徒たちの学力は伸びていきますし、自分で解けたという自信にもつながります。また、今年度はコロナ禍ということもあり、土曜講座の一部の授業をオンラインで視聴してもらうことになりました。何度も見ることができたり、自分のペースで動画を一時停止したりすることができる上、対面授業ではできない細かい部分の解説までしっかり行えたことが良かった点です。しかし、自分のペースで板書が出来るが故に、話を聞きながら板書したり、授業のペースについていくという訓練は難しかったように思います。また、授業の緊張感を動画ではなかなか求められないところが苦しい部分でもありました。

 次に重要なのが、ミスをしないことです。入試の鉄則は、みんなが解ける問題を間違えないことです。もちろんスピードも大切ですが、優先順位としては、「丁寧に・正確に・速く」です。誤字・脱字も減点対象になるので、その1点の大事さを指導しています。その中でも特に、算数力は重要な要素です。例年、大問4は算数系の応用問題が出題されています。簡単に解ける問題から、思考力が問われる問題まで幅広い問題が出題されています。限られた時間の中で、問題に対応できるだけの算数力が必要です。

 最後に、「訂正ノート」です。間違えた問題を正解に変えないことには点数は向上しません。一度間違えた問題にしっかりと向き合い、正しく理解していくことで、似たような問題が次に出題されたときに、解けるようになっておかなければなりません。今年度も、ノートの作り方を指定しました。基本となるベースの作り方を指定し、細かい部分は生徒の裁量に任せる方法で、訂正ノートを作ってもらいました。適性検査問題は会話文の中や、問題にたくさんのヒントが書かれています。また、聞かれていることが曖昧なこともあります。そこで、何を聞かれていて、何を答えないといけないのかを書かせ、はっきりさせた上で、解き方や考え方を書かせました。聞かれていることと答えるべきことがはっきりすることで、答えにたどり着くための道筋がはっきりします。

 これらのことを、しっかりとこなしていくことで、合格点をとれるようになります。来年度も1人でも多くの生徒たちが、諫早高校附属中学校に合格できるよう、今後とも精一杯努力していきます。